特色ある教育

特色ある教育

黒田幼稚園では、教育目標の元気で遊ぶ子けじめのある子表現力のある子を三つの柱とし、『自立心・集中力の芽生えを育てる』ために、年齢や個人の特性・季節に合わせた様々な保育方法を実践しています。そのため、保育者は自分のクラスだけでなく、在園するすべての園児の特徴を把握して、保育者全員で保育をする「一園一学級」の精神を大切に保育に臨んでいます。それにより、『縦割り保育』・『横割り保育』・『選択保育』・『園外保育』・『就学支援』等を充実させて行う事ができます。また、優しく、丁寧に子ども自身が納得のいく指導を心掛け、聞き入れる力・行動に移せる力をつけ自己肯定感を高める指導を進めています。

年齢を考慮した保育

満3歳児

  1. 幼稚園を楽しみ、基本的生活習慣をつける
    幼稚園を楽しみ、基本的生活習慣をつける

    満3歳になった翌月に入園できる満3歳児クラスは、年少組とは別にカリキュラムが組まれています。 先生や友達に慣れ、排泄、手洗い等基本的生活習慣が自分でできるようにします。 5月~1月は午睡があります(園用寝具使用)。

    『満3歳児保育』はこちらから

年少(3歳児)

学年目標「遊べる子」ひとり遊びから友だち遊びへ

  1. 園の生活に慣れる
    園の生活に慣れる

    年少児の当初の目標は、園の環境・保育の流れ・先生や友だちに慣れる事です。 着替え・排泄等、自分の事は自分でできるように仕向けていきます。 そのため、各クラスに副担任がつき、初めての体験をサポートしていきます。

  2. 友だちと遊ぶ
    友だちと遊ぶ

    友だちとの関わりも未熟な年少児は、先生との信頼関係をしっかり結んでから、友だちとの関わりにつなげていけるようにします。この時期はトラブルはつきもの。少しずつ、友だちの気持ちを考えられるようになり、思いやりの心が膨らみ、人の嫌がる事をしない事を覚えていきます。

  3. 施設・用具など安全で正しい使い方

    自由遊びの場は、色々な学年・クラスが混ざり、年上の子から安全に対する色々な事も学べます。一斉保育の中でも、固定遊具の乗り方・道具の使い方・プールの安全な入り方・遊んではいけない場所など、友だちと一緒に考 えながら、安全で正しい使い方を学びます。

年中(4歳児)

学年目標「夢中になれる子」遊びの中で発見を

  1. メロディオン
    メロディオン

    年中の生活に慣れてきた6月よりリズム遊びの1つとしてメロディオンに取り組みます。先輩の年長児の刺激を受け、メロディオンをやる日が楽しみになります。

  2. えんぴつ遊び

    えんぴつの持ち方は、正しい箸の持ち方にもつながります。手先の動きがなめらかになってきた年中より、えんぴつを使って雨・雷・渦巻きなど色々なものを描き、年長の硬筆習字につなげていきます。

  3. 色々な友だちと関わる

    鬼ごっこ・ボール遊び・長縄跳び等、集団で遊ぶ事を充実させていきます。2学期には、『横割り保育』で劇遊びを行います。先生から提案された劇の中で、自分のやりたい役を選びます。セリフの表現部分では、友だちと知恵を出し合って進めていきます。

  4. 保育内体育

    色々な運動に興味を持つ年中児。安全でよりコツをつかんだ指導を受けるため、週1回、各クラス毎専任講師より保育内体育の指導を受けます。

年長(5歳児)

学年目標「聞くことのできる子」自他共に大切に

  1. 縦割り保育の頼れるお兄ちゃん・お姉ちゃん
    縦割り保育の頼れるお兄ちゃん・お姉ちゃん

    幼稚園最年長の年長児は、『縦割り保育』でのリーダーとして活躍します。4月は年少縦割りクラスへのお手伝いを皮切りに、年少児への「園案内」、年中児への「メロディオン演奏」等、年長児としてのプライドを大切に、年下の子との関わり方を学んでいきます。

  2. 硬筆習字
    硬筆習字

    5月より専任講師の指導のもと、各クラスごと、「硬筆習字」をやります。字を書く時の姿勢・えんぴつの持ち方・ひらがなの特徴である「はねる」・「とめる」・「はらう」を覚え、50音すべてのひらがなを学習していきます。

  3. ハーモニカ・その他の楽器演奏
    ハーモニカ・その他の楽器演奏

    6月より、ハーモニカに取り組みます。「吹く」・「吸う」ができるようになったら、課題曲だけでなく色々な曲に挑戦できるようにしています。 また10月より、自分のやりたい楽器をきめ、みんなと心を合わせて演奏する「合奏」を行います。

  4. 保育内体育

    年中より更にレベルアップした内容で、各クラス毎週専任講師から運動指導を受けます。

  5. おたのしみの日
    お泊り保育

    各クラスごと、自分達で計画した活動を体験し、クラスの絆を深め、楽しい1日を過ごします。みんなで作り上げていく楽しさを味わい、友だち意識が育ちます。子ども達が生き生き楽しめる行事の1つです。

  6. 小学校との連携

    年長は、就学に向けての大切な時期でもあるための小学校との連携をとります。 5月の黒田小の1年生が学習発表会見学、2月の黒田・富士宮東・富士根南の各小学校の「新1年生ようこその会」に出向ます。(上記3校以外は、保護者が引率)

個人の特性に合わせた保育

  • 選択保育

    選択保育

    子ども自身が自分の意思で考え、選ぶ事のできる保育として、お話ぽっぽ(好きなお話を選ぶ)・どこでもランチ(好きな場所で昼食をとる)を行っています。

  • ICTを活用した教育

    本来ICTは、興味のある事を調べたり、自分を表現したり、色々な人とつながったりアイデアを共有したり…。能動的に活用すれば、他の道具ではできない創造的な体験を生むことができます。好奇心と想像力が豊かなこの時期に保育の中にICT教育『きっつ』を取り入れ、保育のお道具の1つとしてiPadをお友達と大切に共有して使い、「探求心の芽生えの場」「自分らしい表現の場」「多様性との出会いの場」を作っています。

  • 動物オリンピック・なわとびオリンピック

    動物オリンピックでは、固定遊具を安全に楽しく、色々な使い方がある事を知らせ、様々な種目を設け、挑戦できるようになっています。 なわとびオリンピックは、年中の3学期から、なわとびの様々な種目に挑戦していきます。どちらも個人の体力・特性に応じて取り組み、できたという達成感と自信につなげていきます。

  • マラソンごっこ

    前半は12月・後半は1月に行われます。寒さに負けない強い体と心を養うため園庭を走ります。

  • 就学支援

    集団に適応しにくい子・発達(理解力・言葉・運動など)に遅れを感じる子は担任の目で見るだけではなく、複数の教師の目で観察していきます。 保護者の申し出により、富士宮市療育支援課と連携をとり「園訪問」「療育支援教室の参加」などを行い、成長を促す接し方に対するアドバイスを受ける事もできます。

その他の保育

  • プール

    6月から9月まで、園にあるプールに入ります。 水に親しみ、安全に体を動かします。 プール指導を理解していただくための「水泳参観」もあります。

  • 避難訓練

    月1回、地震・火事を想定した訓練を行い、有事に対応できるようにしています。 5月には、地震などで降園が困難な時の為の「園児引き渡し訓練」を行います。

  • 誕生会

    誕生会

    月1回全園児がホールに集まり、誕生月の友だちを祝います。誕生児は一人ずつ課題の言葉を発表します。誕生児の保護者の方には参観していただきます。

  • 園外保育

    園外保育

    月1回、徒歩又はスクールバスを利用して、公園・施設見学に出かけます。 交通ルールを守る大切さを学んだり、色々な発見もあります。 (1月・2月は『縦割り保育』『横割り保育』のわくわくタイムとなります。)

  • お茶の間読書運動

    子ども達は好きな本を1日1冊借りて帰ります。”本に親しむこと”はもちろんですが、親子でスキンシップをとりながら読むことにより、子どもの心の安定を図ります。

  • 課外教室

    放課後、月曜日:サッカー教室・スイミング教室、火曜日:体操教室、ロボット教室(プログラミング)、水・木曜日:英会話教室、金曜日:新体操教室の課外教室が開講されています。いずれも専門講師によるもので、スイミング教室以外は園内施設で行われ、スイミング教室はスクールから迎えのバスが来てくれます。別に月謝が必要で、自由参加です。