黒田幼稚園エッセイ
おひさまにこにこ

エッセイ

園長のエッセイ

令和3年度スタートによせて

園長  吉野 けい子

満開の桜が大きく空を舞いピンクの絨毯を敷いた園庭が、温かく優しく子どもたちを迎えて2021年度がスタートしました。
世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされて一年になりますが、いまだ終息の見通しが 立たず、今年度もコロナ対策をしながらの園運営になります。しかし「コロナだからできない」のではなく、「コロナでも工夫してできる」「コロナだからこそ育った」と考えられる新たな挑戦をしていきます。
幼稚園は、お子さまにとって初めての学校です。独り立ちできるようになるには、親から離れて集団で遊び・学ぶことによって、人や物との関わり方を知ることから始まります。私たちは自分の クラスだけでなく、在園するすべての園児の特徴を把握して、保育者全員で保育をする「一園 一学級」の精神を大切に保育に臨んでいます。また優しく、丁寧に子ども自身が納得のいく指導を心掛け、聞き入れる力・行動に移せる力をつけ自己肯定感を高める指導を進めています。
本園は規模としては大きい園ですが、アットホームな人的環境で子どもたちを包み、一人ひとりが安心(安定)して園生活を楽しめるような保育を目指しています。

園長  吉野 けい子

先生のエッセイ

「私を変えてくれた言葉」

小学生からの夢だった“先生”として働いて、あっという間に5年が経とうとしています。思い通りにいかない日々が続くこともあり、この仕事が向いていないのでは
ないか・・・そんな思いが何度も頭の中をよぎったこともあります。ですが、今では“先生って楽しい!”と心の底から思えるようになりました。それは、先輩との会話に出てきた、ある言葉がきっかけでした。
分からないことが分からなかった1年目。年少組を受け持たせていただいた私は、勉強、勉強の毎日でした。保育の面白さや楽しさに気付ける余裕など一切なかったのが正直な気持ちです。でもそんな私を変えてくれた言葉に出会いました。それは、子ども達のキラキラした目が好き」という言葉。恥ずかしながら当時の私は、自分の事で精一杯になっていた為、子どものキラキラした目など感じたことがなく、とても 衝撃を受けたことを覚えています。その言葉を聞いた時、“私も見てみたい!”と、ワクワクした気持ちになりました。そんな思いを抱いた日から、今まで以上に子ども側の立場で保育の内容を考えること・自分自身も子どもと一緒に楽しんでみることを意識するようになりました。
そしてそれから1年が経った2年目の時。ついに私にも、“キラキラした目”を感じられる日が訪れました。それは、運動会後に行ったおやつパーティーの時の事です。
材料を出したり、手順を話していく中で、次は何が始まるのか、ワクワクしながら子ども達が夢中になって話を聞いてくれたのです。本当に子ども達の目が輝いているのが分かりました。私が初めて、保育の楽しさに気付けた瞬間です。今でもその場面が思い出されるほど、嬉しい記憶として残っています。私に保育の魅力を改めて気づかせてくださったことに感謝の気持ちで一杯です。
そして、現在も年少組の担任。“キラキラした目”が見られるよう、日々子ども達と向き合い保育に勤めています。そんな私に毎日のように「今日も楽しかったね!」と
声を掛け、満足そうに帰っていくクラスの子どもがいます。嬉しすぎる瞬間です。5年経った今だからこそ、初心を忘れずこれからも頑張っていきたいと思います。

黒田幼稚園  野澤 実由