黒田幼稚園エッセイ
おひさまにこにこ

園長のエッセイ バックナンバー

✿あたりまえのことがあたりまえにできる✿

「しつけ」とは何でしょう?
なぜ「しつけ」をするのでしょう?
考えたことはありますか?

 

「しつけ」とは、親の言うことを聞かせることでも、親の思う「いい子」にすることでもありません。
「しつけ」は子どもが自立して、幸せに生きることができるように、基本的な生活習慣や社会的なマナーを親が子どもに伝える行為です。

 

「はきものをそろえる」
はきものをそろえると心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心もそろうでしょう

 

 「○○ができるようにさせる」という、目に見える形以上に“心に響く伝え方が大切だ”ということを知った瞬間でした。

 

けい子ばぁばの「にこにこ子育て奮戦記」 より

園長  吉野 けい子

 

 

『いってらしゃい』に心をこめて

 新しい年度が始まり、一か月半が過ぎました。子ども達を見守る“けい子ばぁば”の目には、たくさんの頑張りが映っています。

 

 緊張しながらも園の生活にやっと慣れ、『やれ やれ』と、胸をなでおろしたのもつかの間、連休明けには『涙!涙!』 おうちの方からすると「どうしたの?何かあったの??」・・・・。心配するおうちの方の気持ちはよく分かります。でも今子どもたちは、全身で幼稚園の生活に順応しようと毎日精一杯頑張っているのです。朝グズグズ言ったり、涙が出てしまったりすることがあるかもしれませんが、一日中涙を流している子は一人もありません。ご心配になるかもしれませんが大丈夫です。

 

 大人も子どもも同じですが、『心の安全基地』が十分確保できていることが、会社や学校や幼稚園でのびのび自分らしく生活できるエネルギーになります。だからこそ、家庭での心の安定(安らぎ)が一番大切なのです。家庭は居心地のいい場所でなくてはいけないのです。いつもニコニコしていられればいいのですが、思うようにいかないことの方が多いですよね。イライラしたり、困ったり、心配したり、悲しかったり・・・・。

 

 まずは手始めに子どもの心の安定につながる『心のパイプ強化法』を試してみることをお勧めします。

 

その1・・・夜寝る前はにっこり笑って『大好きだよ』と言って寝かせてあげましょう。
その2・・・食事の時間は『おいしいね』と言って家族で楽しく食卓を囲みましょう。
その3・・・出かける時は『(気を付けて)行ってらっしゃい』に心をこめましょう。

 

≪ 寝る前・食事の時・送り出す時は、子どもを怒ったり、泣かせてはいけない場面だそうです。≫

 

 お母さんの心のパワーを全身で感じて、子ども達は今日も安心して楽しい一日を過ごすことができるのです。

 

 年少さんはもちろん、年中さん、年長さんも新しい環境の中で、自分の居場所を一生懸命探しているところです。子どもを独り立ちさせるための、子離れ・親離れの時ですね。親も子どもも、もう少しの辛抱です。

 

けい子ばぁばの「にこにこ子育て奮戦記」 より

園長  吉野 けい子

新しい一歩へのねがい

 暖かい日ざしが園庭の子どもたちを包み、無邪気にはしゃぐ子どもたちの姿にいとおしさを感じます。

 

 4月はどの子も環境に慣れることや自分の居場所を見つけることに精一杯で、涙が出たり・登園を渋ったり・・・・。お家の方の心配は絶えなかったことと思います。一年が過ぎようとしている今、確実に自信をつけて成長をした子どもたちがいます。

 

 春休みから4月、5月は、新しい年度に向け希望や期待が大きい反面、心配や不安で子どもたちの気持ちは揺れ動く時期です。
 子どもたちは言葉や答えを出してほしいのではなく、そっと寄り添って、その気持ちに共感してほしいのです。

 

 ありのままの子どもを認め、愛してあげてください。
 親の愛は受け止めることです。
 それは子どもを全面的に肯定すること。それによって信頼関係が生まれます。
 全ての始まりはそこからです。

 

 『いつでも、お父さん・お母さんが支えてくれる。』と心のつながりが感じられたら、子どもは自信をもって前へ進んでいけます。

 

 ひとり一人の子どもが、今ここにいる奇跡に感謝しつつ、この先の健やかな成長を一緒に見守っていきたいと思います。

 

けい子ばぁばの「にこにこ子育て奮戦記」 より

園長  吉野 けい子

 

 

おたんじょうび おめでとう

世界中の誰もが持っている特別な一日。
『おたんじょうび』
みんな にっこり うれしい笑顔。
心の中までほっこり 暖かくなる

 

私の大好きな、ことば
『おたんじょうび おめでとう』
(生まれてきてくれて ありがとう) の思いをこめて

 

娘が二十歳の日
『お誕生日おめでとう』のことばに
「生んでくれてありがとう」
思いがけないことばに 今までの思いがあふれた日になった。

 

私たちは日々の生活に追われ、当たり前の毎日に感謝の気持ちを忘れてしまいがちです。

 

子どもが誕生したその時の思い。
奇跡が重なって生まれてきたかけがえのない命。
あなたがいてくれることが嬉しい。
生まれてきてくれてありがとう。

 

黒田幼稚園のおともだち229人の誕生秘話がある。一人ひとりのお誕生日の日には、その存在を認め、出会った喜びを胸に《素敵な一年になりますように》の願いを込めて。
『おたんじょうび おめでとう』の言葉を掛けたいと思っています。

 

けい子ばぁばの「にこにこ子育て奮戦記」 より

園長  吉野 けい子

令和3年度スタートによせて

園長  吉野 けい子

満開の桜が大きく空を舞いピンクの絨毯を敷いた園庭が、温かく優しく子どもたちを迎えて2021年度がスタートしました。
世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされて一年になりますが、いまだ終息の見通しが 立たず、今年度もコロナ対策をしながらの園運営になります。しかし「コロナだからできない」のではなく、「コロナでも工夫してできる」「コロナだからこそ育った」と考えられる新たな挑戦をしていきます。
幼稚園は、お子さまにとって初めての学校です。独り立ちできるようになるには、親から離れて集団で遊び・学ぶことによって、人や物との関わり方を知ることから始まります。私たちは自分の クラスだけでなく、在園するすべての園児の特徴を把握して、保育者全員で保育をする「一園 一学級」の精神を大切に保育に臨んでいます。また優しく、丁寧に子ども自身が納得のいく指導を心掛け、聞き入れる力・行動に移せる力をつけ自己肯定感を高める指導を進めています。
本園は規模としては大きい園ですが、アットホームな人的環境で子どもたちを包み、一人ひとりが安心(安定)して園生活を楽しめるような保育を目指しています。

園長  吉野 けい子